2/8:スプリット、トロギル


【スケジュール】
 -7:35(7:50)Split8:30-9:30Trogir11:00-12:00Split13:00-17:30Dubrovnik
【TRAVELOG】
Town Gate  朝、雷の音で目が覚める。列車はこれから山を下りスプリット市街へ入って行くところ。昨晩購入したパンで朝食。明るくなって一つ手前の駅に到着。20分ほど遅れている。車掌が切符を返しに来てもうすぐスプリットに到着することを教えてくれる。
 スプリット駅のホームは屋根がなくて吹きさらし。目の前のバスターミナルでドブロブニク行きの時間と料金を調べる。13:00のバスに乗ればトロギルとスプリットの観光をして、かつドブロブニクの「i」が空いている間に到着できるだろう。バスターミナルの端にある荷物預かりにカバンを預けて城壁へ向かう頃には幸いに雨は止んでくれた。
 港沿いの道をディオクレティアヌス宮殿の城壁に向け歩く。一日ずれていればドブロブニクまで船で行くことも出来たのに。冬場はあまり船がない。「i」を見つけたのでトロギルへの行き方を聞き地図を貰う。近距離バスターミナルへの道がわかりづらい。切符(写真右)を購入(往復でKn23.5)しバス停の所に行くが、時間になってもバスが来ない。回りを見ると別のところに止まっている。どうやらバス停と思っていたのは時刻表の役割のみで乗り場の役割は果たしていないようだ。
Split-Trogir  連接バスに乗ること1時間ほどでトロギル到着。「世界遺産」の本には30分程と書かれていたので、到着するまで結構不安だった。30分というのは市街からではなく、途中にあった空港からの時間なのだろう。
 トロギルは運河で囲まれた島を城壁で覆っているところ
(写真左上はタウンゲート)。こじんまりとしてなかなかよさそうな街。絵葉書にもあるように夏場というか快晴のときならば相当美しいだろう。石畳を歩きながら(迷いながら?)、ドブロブニクもこんな感じかなと思う。残念ながら教会や宝物殿は、いずれも工事中や閉鎖で入ることが出来なかった。
Narodni  Trag Tower  11:00過ぎのバスでスプリットに戻る。雨は降っていないがかなり寒さを感じる。ナロドニィ広場(Narodni Trag)(写真左)の温度計は+9℃。昨日のザグレブよりも寒く感じるのに。宮殿内の大聖堂(Stolna Crkva)は丁度昼休みで入れなかった。ここの街も城壁内は石畳の旧市街で、細い道が入り組んでいるために歩いているだけでも面白い。城壁外のマーケット等を見た後、バス停に戻りドブロブニクまでの乗車券を買って(Kn77),荷物を受け取り、ピザと飲み物を買ってバスに乗る。いよいよドブロブニクだ。でも意外とバス代が高い。
 バスはアドリア海に沿った道路を南下する。道路沿いの名前も分からない小さな街も趣がある。Plocaの手前で海を離れて内陸に入る今度はラグーンのような街並みが広がる。何処までが入り江で何処からが川なのだろう?こんな景色を見れるなんて、陸路の移動で良かったかもしれない。
 Plocaでとうとう雪が降り出した。停車時間を利用してバスの外にでるととても寒い。この辺りはクロアチアとボスニアの国境があるはずだが、良く分からない。ボスニアマークの車が多くなった山の中腹のマーケットで30分ほど停車。皆大量に物を買い込んでいる。免税地区か何かなのだろうか?
 山を下り再び海に出たところで国境らしき警備所がある。橋を渡ると、Welcome Croatiaのダイナースカードの看板。やはりさっきの場所はボスニアだったのかな?
Jezauitska  暗くなった頃に港が見えてきた。17:30にドブロブニクバスターミナル到着。宿引きのおばちゃんが居るが、やはり旧市街に泊まりたいので市内バスに乗ってピレ門へ。門をくぐって「i」を探すが分からない。門の外に戻り再度地図を確認して城壁内に入ると両替所かと思っていた店が「i」だった。オフシーズンのため18:30に閉まってしまうところをぎりぎりで間に合い、宿を紹介してもらう。
 紹介された宿は、何ら表記がされていない。「i」が閉まった後だったら、絶対見つけられないな。女主人が外に出て待っていてくれたので何とか見つけられた。夕食は宿の人が連れていってくれたピザ屋。値段は安くて良いのだが、生地が硬くてあまりおいしくなかった。
 夕食の後は、すこし街をぶらつく。聖イグナチオ修道院(Jezauitska Crkva)の階段からスルディ山頂の十字架が良く見える(写真右)

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